昭和60年に、施設が河内長野市に移転してから毎年9月に、恒例の大きなイベント「みなとフェスティバル」を開催しています。
利用者はもちろんですが、ご家族や日頃お世話になっている近隣地域の人々や関係機関の方を施設に招待して数多くの方にご参加頂き、皆さん一緒に楽しんでもらっています。
当初から、河内長野市内の有志の吹奏楽団「ブルーウィンズ」による素晴らしいコンサートをしていただいています。
大道芸人のパフォーマンスなどを楽しみ、中庭に設置された沢山の屋台巡りによって、自然と地域の人たちとの交流が深まっていきます。
施設に外部の方々等をお招きすることで、施設への理解を深めるとともに、利用者が地域生活へ移行し、定着していく上で地域との交流はとても大切と考え、施設の中でも重要なイベントとなっています。
福祉総合相談窓口を設け、生活の中で抱える様々な困りごとや福祉に関する相談を受け付けています。
地域社協や近隣自治体と連携していくことで、制度のはざまで困っている生活困窮者や地域で孤立する
方々を支援していきます。
これまでも施設を退所し、地域社会で自活している利用者から、役所手続きや、
ゴミの扱い、自転車の修理まで相談され、すべてに対応しています。
施設内の簡易作業などを通じて、働く喜びを再確認し労働意欲の維持・向上を目的に展開していきます。
通所事業参加者にも参加していただいていますので、コミュニケーションの場ともなり、情報交換もごく自然に
生まれています。
また、地域で日中活動の場が少ないと感じている方も参加していただけます。
大学や各種福祉専門学校からの実習
教職員普通免許状授与に係る教職免許法の特例等に関する規定による介護等体験
大阪府社協職場体験
河内長野社協のボランティア受け入れ施設登録
施設の位置する河合寺地区、寺本地区の自治会や関係機関と協働し定例会議を開催しています。
施設に対する理解を得ることを目的に組織されましたが、今後は施設の持っている
情報や機能を地域の方に活用してもらえるよう、
ネットワークづくりの場としていきます。
また、地域で困っている方の情報があれば、随時受付・支援の体制があります。
東北大震災や各所での台風・水害など、このところ頻繁に起こるような自然災害によって
被災された方々・地域へ、物資や人的応援をおくり支援しています。
施設近隣で起こった場合を想定して、備蓄食料などは状況により周辺地域への提供もしていきます。
自然災害などにより自宅が被害にあった方を対象に避難所として施設を開放していきます。
有事には自治体と協働して、緊急に生活に困った方々に対して
支援の手を差し伸べ、
早期に復帰してもらえるよう施設機能を十分に開放していきます。
大阪府で一番高い山である金剛山山麓に広がる河内長野市は、起伏の激しい土地柄で、1960年頃に開発された近くの住宅地もまた傾斜地にあるとともに住民の高齢化も進んでおり、買い物や通院に一苦労されています。
施設では通所事業や居宅生活訓練事業の送迎の延長に、中核駅→スーパー→住宅地を経由運行、地域の方々の移動支援を行っています。